ご子息・ご令嬢のご結婚が決まったら、まずは「両家顔合わせ」。
結納をするべきかどうか、きちんと話し合って決めることが大事です。
結納は、日本古来より伝わる婚約の儀式。両家が顔を合わせ、
男性の家から女性の家へ結納金や婚約指輪を贈呈するのが通例です。
女性の家から贈呈された半額程度の現金または品物をお返しする
「半返し」という習慣も根づいています。
しかし最近はこうした堅苦しい儀式を避け、レストランなどの食事会を
行うだけで済ませる両家も増えているそうです。
首都圏で結婚をした家庭の中で、結納を行ったのは3割にも満たない
調査結果もあるほど。
しかし、ご両親の中にはきちんとしたけじめをと考えていらっしゃる
方々も少なくないことも事実です。
■結納の話し合いの時の礼儀
結納を行うべきかどうかで両家の意見が一致すれば、問題はありませんが、意見が分かれた場合、後々やっかいなことになりかねません。
ここはまず、譲り合いの精神で話し合っていただくことが大事です。
ただし、結納は金銭面の工面で男性側に多く負担がかかるのが通例。女性の家では「行いたい」と考えていても、言い出しにくいことも
よくあります。その点に配慮し、男性の家から先に「結納は行わない」と言い出すのは避けるようにしましょう。
まずはご子息を通じて、ご令嬢のご両親の意向をしっかり聞くのがコツ。「行うべき」という考えであれば、男性側から行うことを
申し出たほうがスムーズに話はまとまります。
■今どきの結納スタイル
昔は仲人を立てるのが一般的でしたが、今は立てない略式スタイルがほとんど。
会場も女性側の家から、ホテルや料亭などに様変りしています。結納金も男性側があらかじめ女性側の「半返し」分を引いて贈呈し、
婚約指輪だけにするなどの形が増えています。食事会だけ行うけど、婚約指輪は贈呈する場合もよく見受けられます。
また結納は地域によってしきたりや風習が違っているのも事実です。
詳細についてまで両家であらかじめきちんと決めておくことが大切。わからないことなどは結納品を扱う店などで尋ねてみるのも手ですね。
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